僕(平林)と東、visvimにすっかり魅了されています。
キッカケは20歳の時にお手伝いさせて頂いたvisvimの受注会。
今までに見た事の無い服に出会って衝撃だったのを思い出します。
「橋場君のスタッフ 若いのに渋専だねー」と他県のオーナーさんにも言われてると聞きました。笑
そう言われると 確かに同じように同年代で目を輝かせてる人は居ないかも、、、
でもこの分かりづらい渋さが好きなんです。
手仕事の美しさに価値を見出しているvisvimが定番的に展開している天然染(N.D)シリーズ。
型、素材にとらわれず様々な角度から面白い試みをし、毎年「やられた」と思うモノが。
その中で今回セレクトしたのは天然染色を施したフーディー。
(ブラウンは泥染め、ネイビーは藍染)
泥染めとは奄美大島に伝わる伝統技。
バラ科の植物を2日間煮て汁を取り出し、生地を何度も漬け込んだ後、泥田の中に浸す。
この工程を数十回も繰り返す中で、化学結合を起こし美しい色に染色させる技法です。
※興味のある方は是非公式HPの Dissertations をご覧ください。男心くすぐられます。
色が薄い方がスタッフの東君が2年前に購入した私物。
不均一に色が抜けて経年変化をしているのが分かります。
最初はカサっとした生地感も触り比べると柔らかく馴染んでいました。
彼が初めて買ったvisvimがRED EDGEという種類のデニムパンツ。
簡単に説明すると、穿いていくにつれて みるみる変化が表れるデニムです。笑
その自分に馴染んでいく実感が病みつきになって、
毎シーズン面白くなりそうなモノを買ってしまうとの事。
分かる。自分だけに似合う、自分だけがこいつの良さを知ってるって良いよね。
と共感しながら、フーディーを見比べていました。
昨シーズンから展開しているアンプラス型は
ドロップショルダーでフードが大きく身幅が広い、丸みを帯びたシルエット。
フーディーは中に差し込むモノだと勝手に思っています。
お気に入りのアウターのお供にどうぞ。
visvim
AMPLUS HOODIE P.O (N.D)
MUD / Size:2
¥70,000+tax.
visvim
AMPLUS HOODIE P.O (N.D)
DK.INDIGO / Size:2
¥70,000+tax.
本来はもっと簡単に大量生産方式で素早く均一的に作れるモノを、
わざわざ手間のかかる方法で少しずつ色を付けていき、微妙なムラ、不均一感を出していく。
合理性の面から見ても、わざわざ大変な手作業を入れる事に疑問を感じるかもしれませんが、
実際のモノやDissertationsで紹介されている工程を見ると、
こういう服も世の中にあって良い、あるべきだなと納得します。
visvimの洋服は高価だけど、その裏には素晴らしいクラフトマンシップが存在しているという事を、
少しずつ伝えられればと思っています。
平林
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