2020
December / 6
甘えることができない黒。
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Post . Yanagisawa
1枚の洋服が持つ楽しさを自ら発見できた時の喜び。服が好きな方なら分かると思いますが、その瞬間にようやく自分のものになった感覚がこみ上げてきて嬉しくなります。購入した時の満足感がピークの買い物ほど後悔しますが、ensouの洋服はそこからさらに掘り下げて向き合うことで魅力を増します。
洋服屋としてまだ未熟な僕も、ensouから色々教わる最近です。
さて、今回はコートのご紹介ですが、こちらもSAL JACKETに並ぶ至高の1着。このコートの良さは着た人にしかわかりません。
何十年も前に山本耀司さんが着用していた古着のドクターコートがイメージソースとなっているようです。YohjiYamamotoのメインコレクションからリリースされたものは仕様が違っていたそうで、当時の記憶を頼りに現在の西川さんの視点で創り出したものがこちら。
当時のものを知っていたら尚良かったのかもしれませんが、いずれにせよ僕には新鮮ですごくかっこいい。
表地はウール100なんですけど油分の少ないドライな質感です。割と目の詰まった英国生地でシワにはなりにくいと思います。
写真からも伝わる品の良さ、そして裏地のセンス。
表地が醸す少しの緊張感と、裏地の遊び。
ついアウターは黒に甘えてしまう癖があるんですけど、これはいい意味で色々考えさせられるといいますか、急いでいるときは手に取らないと思います。(笑)人によって納るところが分かれそうです。自分はあえてシワの出るパンツにシャツとカーディガン、スエードブーツ。素材感から意識するといいかもしれません。
もちろん袖は捲って。
この時チラつく起毛感のあるコットンがバランスを整えてくれます。
素材選びの次に驚愕したのは着た時の立体感。360度どこから見てもキレイなAのシルエット。もちろん西川さんが手でパターン引いてデザインしています。
先に書いた着た人にしか分からないというのはここが大部分です。
171cm / 56kg でMサイズを着ていますがLサイズまでご用意あります。ご興味が少しでも沸きましたら是非試してみてください。
お問い合わせもお気軽に。お待ちしています。