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2020.12.15

RAFSIMONS の商品をピックアップ。

 

 

RAFSIMONS(ラフシモンズ)とのお取り引きがスタートしてまだまだ経験の浅い私たちは、エモーショナルな洋服と日々向き合い、私たちにとってのRAFSIMONSを研究しています。

しかし、お察しの通り予想以上に難易度が高く、簡単に納得できる洋服ではありません。お客様やスタッフとの対話によって、答えのない答え合わせをしながら、ブランドへの想いをそれぞれが拡張していきます。

 

今回は、会社1ラフシモンズの着用率が高いバイヤー清水に、2シーズン経て感じたことを絡めて、今期のオススメ商品を聞いてみました。

 

 

Edit ▶︎ Yanagisawa Takuto 【MANAGER】

 

Speaker ▶︎ Shimizu Kohki 【 BUYER 】

Share to Instagram  @s.k_ensemble

 

 

ラフシモンズの洋服って、改めて難しいよね。(着こなしとかムードとか)


 

清水 (以下S)「難しい。でもトライしてみるべき。感じたまま表現してほしい。まずは。」

 

表現って着こなしってことかな。具体的には?


 

S「うん。ラフの洋服からは若者たちの大人に対する反骨心が伝わってくる。ラフ自身もそういうフレッシュなエネルギーに強く影響されているのかな。」

 

反骨心。確かに、テーラードジャケットの袖切りっぱなしとかまさに。RSデニムシャツのバックプリントはコンクリの落書きみたいなニュアンスだし、ボロボロのジーパンやニットもそうだね。


 

S「まだまだ勉強が必要だけど自分が意識していることは、それでも、”ストリート”で着ないこと。店長がensouのブログで書いていたようにやっぱりジャケットやスラックスが好きだから、トラッドをスタイルにしたい。というのと、勤務しているフロアの雰囲気かな。」

 

S「DIALOGUE(姉妹店)も一緒になってるから(同じビルの1F)、ストリートのムードからグッとモードに切り替わるのを、お客様に感じて欲しくて。」

 

 



 

 

お客様にはその雰囲気に寄せた提案が効いてる?


 

S「いやいや。そうやって着る人は滅多にいないよ。悲しい。(笑) 圧倒的にストリート。スニーカーブームもあるしね。」

 

S「いやでもそれでいいと思う。モードでもストリートでもトラッドでも、自分が好きな着こなしでいることが大事。」

 

それは本当にそう思う。でも少しづつそんな僕達の物語に共感してくれる人が増えてくれると嬉しいよね。


 

S「価格帯も含めて、自分たちのチャレンジでもあるからね。しがみついてでも続けたい。」

 

取引先を一切増やしていない中で、こんな田舎のショップに卸してもらえているのは非常にありがたい。ラフシモンズってとにかくニュースが尽きない人だし、コレクションはいつ見ても新鮮で、ドキドキする。 


たまに酔っちゃうもんね、ラフが置いてあるお店の雰囲気に。


 

S「あーわかる。 逆に接客の時満足に伝えきれなかったりすると他のブランドの倍、悔しいし恥ずかしくなる(笑)」

 

 



 

 

その緊張感もいい刺激になるね。(笑)


それじゃ今期買った中からいちばんのお気に入りは...って、聞かなくても多分ソレだよね。


 

 



 

 



 

 

 

 



 

 

S「これっすね。知人の結婚式控えていたのもあって、セットアップで買った。(笑) 」

 

S「仕事の時は足元も革靴でピシッと着るんだけど、プライベートではスキニーフィットのデニムやコットンパンツが多いかもしれない。カフェでゆっくりする時もジャケットを着るよ。」

 

大人〜。着てみた感じについて聞かせて。


 

S「ボックスフィットではなくて、少し丈長。ラペルもやや太めのクラシックな感じ。べた〜っとしてなくて立体的で、程よく緊張感もあって背筋が伸びるというか、すごく気に入ってる。」

S「裏地には生成りのコットン。裾まくった時キュプラが飛び出るとハズしが難しいけれど。もうTシャツに袖捲るだけでなんか雰囲気あるよ。」

 

Vが深めで釦が2つ。学生ブレザーのニュアンスなのかな。よく見たら肩のつなぎから袖の中間まで同色のキュプラで切り替えてあるね。


 

S「そう。細かいこだわりも流石。表地はウールとポリエステルで半々だから多少耐久性もある。」

 

S「でもこのブレザーは結構シンプルだし、この値段だし。(税別¥177,000)通な人は〜ってわけじゃないけど、もっと分かりやすいアイテムでも同じくらいオススメがあるんだよ。本当はこれも欲しいけど両方は買えない...。」

 

 



 

 



 

 



 

ウールのライナーがレイヤードされたボンバージャケット。


 

S「身近なアウターに長めのライナー付ける技法ってラフは2000年初期とかからやってたんだよ。」

 

ようやく時代が追いついてきたのか、たまに他でも見るよね。やることが早すぎる。


 

S「防寒性とか皆無なライナーだけど。(笑) ちゃんとオリジナルにしてるとこがたまんないよね。」

 

 



 

 



 

 

例えばシャツの上にも。アーカイブをなぞってブレザーの中、ファッショニスタはフーディの中に仕込んだりとか。これ、それぞれで使うのも面白いね!


 

S「ボンバーはアーカイブの復刻で、USのミリタリー臭さをモードにしてる。これしかもフリーサイズなんだよね。ライナーもそうだけど提案の仕方が新しい!」

 

S「小柄な人がオーバーな感じで着ても良し。」

 

接客されてるみたいで、自分も気になってきた。(笑) 今季のハイライトは間違いなくこれだよね、ルック使われてないけど...。


 

S「もう雪がちらついてるけど、滑り込みで見に来てくれる人いたら嬉しいっすね。値段がイカついけどそれ以上のパフォーマンスはある!」

 

挑戦者求む!(笑)


 

 



 

 

 

BRAND INFO / RAF SIMONS


デザイナーのラフ シモンズは1968年、ベルギー生まれ。
大学卒業後は家具のギャラリーで2年間働きインテリアデザイナーとして活躍するが、しだいにファッションへと興味が向かい、独学で服作りを学ぶ。
ラフシモンズ本人はマルタン マルジェラのコレクションを見てファッションの仕事をしようと決めたと言う。

自ら作った服を持ってアントワープに移り、アントワープ王立美術アカデミーのファッション学科ディレクター、リンダ・ロッパに出会う。
ラフ自身はアントワープ芸術アカデミーへの入学を希望したがリンダ・ロッパに「あなたはうちの学校で学ぶ必要がない」といわれ引き続き独学で服作りを学んでゆく。
リンダ・ロッパの後押しもあり1995年秋冬、ミラノの展示会でプレゼンテーション形式で自身のブランド「ラフ シモンズ」のコレクションを発表。

その後はスターデザイナーとして輝かしいキャリアを築き、ブランド創設25周年にはPRADAの後継者として指名される。
21SSシーズンよりミウッチャプラダと共同でコレクションを発表。
同年、Arete_Designと共にスニーカーライン、(RUNNER)を始動させる。





 

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