"Making Thing is Making Think"

”ものを作るということは、ものを考えるということ”

確か高校生の頃だったと思うのですが、穴が開くほど見ていたMR high fashionという雑誌のインタビューで三宅一生さん語っていた言葉です。

高校生の自分でも強烈に突き刺さるシンプルで本質を突いたメッセージ。

確かにISSEI MIYAKEというブランドはその言葉通りのクリエーションをしているなぁと感心したことを憶えています。

 

前置きが長くなりましたが、今シーズンから取り扱いを始めたISSUETHINGSの話です。

なぜ三宅一生さんの言葉を前置きしたかというと、初めてISSUETHINGSの服を見たときにこの言葉が頭によぎったからです。

まるでコンテンポラリーアートのようなディスプレイも好みでした。

聞くと、デザイナーの渡辺さんは美大出身。

ファッションの方向ではなく、プロダクトデザインの方向に軸足を置くスタイルです。

服は平面でも立体でも表現ができて、着ることができて、多くの人とシェアすることができる（メディアにもなる）。

こうしたらこうなるんじゃないか、という仮説を立てて検証し、プロダクトアウトする様はまさに

"Making Thing is Making Think"。

今シーズンは5型のモデルを製作し、全てにおいて　洗いをかける/かけない　の選択肢で提案しています。

なんだか試されているような面白さがあるし、性別やスタイルを超えて洋服と向き合える感覚がとても新鮮に感じました。

きっと渡辺さんはこの感覚を狙っていると思うのですが。

ファッションブランドとしてはわかりやすいビジュアルがあるわけではないので、ENSEMBLEらしい切り口でスタイリングをしてみました。

若くて感度の高い方はもちろんですが、センスのある中年の方にも見て欲しいと思っています。

 

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まだまだ2回目のコレクション、この先が楽しみです！

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