強力なリコメンドをさせていただきたい、outilのPANTALON BLESLE。

ベースは軍パンの中でも名品と呼ばれるフランス軍のM47パンツです。



1947年に正式採用されたことが名称の由来で、60年代まで使用されていました。

主に40年代から50年代に制作されたものを前期、60年代に制作されたものを後期と呼びます。

こちらのPANTALON BLESLEは「前期」と呼ばれるモデルで、ボリュームのあるワイドシルエットが特徴です。

ダブルニー、ポケットのフラップを留めるボタン（裏側）、裾のアジャストベルトなど、細かな部分の作りも非常に丁寧です。

かつてマルタン マルジェラがその完成度に驚き、ランウェイで裏返したM47を履かせたという逸話も。



（写真上は裏返した状態。非常に細かい作りです。）

フランス軍のパンツのサイズ表記は、2つの数字で構成されています。

前の数字が丈の長さ、後ろの数字がウェストを表しています。

ヴィンテージ市場でゴールデンサイズと呼ばれる21、22、23は成人男性向けのサイズ展開となります。

あまり丈が短いのはこのデザインの迫力に合わないので、身長165cm以上の方は21からのサイズ選びを推奨します。

写真では身長168cmで21サイズを着用しています。





OUTIL のものづくりへの造詣は既に触れておりますので割愛させていただきますが、自分はヴィンテージを買った後にこのPANTALON BLESLEを手に入れて、完全にこちらしか履かなくなりました。

やはり現代の職人による調整に勝るものはありません。

車も、家具も、時計も然りでしょう。







カモフラージュも最高。

既にスタイリスト周りではカモフラ再燃の動きのようです。

こちらも先取りがオススメです。

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