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2024.08.03

NICENESS / 一生モノの革達

こんにちは!


普段の通勤時は山に近い道を車でかっ飛ばしているのですが、気がついたら蝉の音が聴こえたり、はたまた退勤時にはどこから上がっているのか分からない花火を観たりと、暑さ以外でも夏を感じるようになったENSEMBLE 西澤です。


少しタイミングが遅くなってしまいましたが、皆さんお待ちかねのNICENESS 24AWが入荷してきました!


今回のテーマは、「 Access to Crafts 」


そしてこのテーマの鍵になってくるのは、「 Whole Earth Catalog 」 全地球カタログとも言われている本です。とても分厚い本で中に書いてある内容は、日常生活で役に立つ知恵、アートや建築など多種多様。地上に暮らしている全地球人の為に役に立つツールとなっていたものです。(今で言うグーグルのような物)


ここだけの話ですが、Whole Earth Catalogのコンセプトは「 Access to tools 」 こういう捩りもしてくるNICENESS最高です笑


時代で言うと、60s,70s辺りでヒッピーやコミューン生活をしていたり、政治的なところで見ると黒人解放運動や薬物規制、ベトナム戦争などの様々な出来事があった時代の転換期です。その繋がりで今シーズンは、日本・インド・イタリアと広めてきた生産ネットワークをベトナムへと新たに広げています。


チャイナ、ホックシャツ(ドレス寄りのステッチやホックのN縫い付けも是非見てほしいポイントです)やベトナムデニムシリーズも秀逸ですが、もうNICENESSの十八番と言っても過言ではないレザーシリーズをご紹介したいと思います。



MAO / チャイナシャツ




 


SWISH / ホックシャツ


(BEIGE,BLUE BROWNは完売になります)





CAROL / B.D.シャツ-デニム



RANDY / フライングVトラウザー-レギュラー-デニム


 

今回、ENSEMBLEに入荷してきたレザーシリーズは、AUTHUR (アーサー)とMACLEAN (マクリーン)というレザージャケットです。


どちらも、1970年代のトラッカーデニムジャケットがリファレンスとなっているのですがいい意味で似ても似つかない表情に仕上がっています。




 

希少な2mmアップの厚口、ホワイトテール種の鹿革を使っているのがAUTHUR 。


ホワイトテールディアは皆さんがイメージするような鹿のイメージに近い見た目をしています。普段は尻尾を垂らしている為分かりにくいですが、尻尾の内側が白くなっているそう。そして走り去る時にその尻尾をピンと立て、白い部分を見せながらバイバイと言わんばかりに尻尾を振り回しながら走るそうです。そんな可愛らしい鹿の革なのですが、こちらの方がワイルドな印象があります。



AUTHUR / トラッカージャケット-ディア




 

MACLEANは僕自身が24AWの展示会で初めて手に取ったアイテムです。並んで掛かっている状態でもなんだこれは!?となる程にオーラを感じさせるアイテムです。


それもそのはずで、世界最高峰のラム革のエントレフィーノを使用しています。様々なビッグメゾンで使用されているのもあり、この値段で大丈夫なのかと一瞬頭をよぎりました笑


あのラガーフェルトもこよなく愛していた革というだけあり、羨ましい程に毛が細い為毛穴が目立たなく、キメが細かいです。形は所謂、Gジャン型ですがこちらは逆にクリーン、美しい顔つきに仕上がっています。(BEIGEは完売になります。)



MACLEAN / トラッカージャケット-ラム



立ち上がりと同時にニコニコしながらやってきたお客様と会話をしていると、「何と合わせたらいいんだろう」と悩みの声がありました。僕が見るに、NICENESSが好きな方は少し遊び要素を入れているような気がします。例えでいうと、目を引く色だったり独特な柄だったりとどこか普通じゃない感じをお客様からもよく感じます。


冬まで待てないのは僕も同じです。まず秋は寒暖差もありますし、Tシャツの上から。裏生地は極力省いている為、革本来の温もりを感じます。もう少し寒くなってきたら、ワイルドなオーラを活かしたいので、スウェットやパーカーなど幅広いアイテムで楽しめるかと思います。



ダークブラウンはブラックと比べて重くなく、沈むような印象が少ない為、馴染みのない方でも着ていくと自分のスタイルに馴染むカラーだと思います。


レッドやネイビー、ブルーなど色が強めの色でも相性が良く、まろやかな印象になります。個人的にカーキやグリーンとの合わせが好きなのと、ブラウンという色の魅力も知っていただきたいと思ったのでシャツはグリーンで。


先述した通り、AUTHURはワイルドな印象なのでデニムと合わせて見ました。MACLEANにデニムもいいけれど、スラックスが個人的にオススメの合わせです。同じ年代のデニムジャケットがリファレンスとなっているものの、使う生地などで表情や個性が様変わりし、合わせるアイテムがここまで変わってくるのも面白いポイントです。是非一生を掛けて楽しんで欲しいアイテムです。




 

皆様のご来店、ご利用お待ちしております。


 

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橋場 / 東 / 西澤

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