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MATSUMOTO

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2020.06.30

STAFF TALK Vol.3 / IDEAL代表 ハシバの話 [ Part 1 ]

GATHERINGの平林です。

今回のスタッフトークはIDEAL代表のハシバさんの話。

当初、ハシバさん、トモノリさん、僕の3人でスタートしたIDEALも今はスタッフ総勢15名の大所帯に。

日々多忙な方ですが、時間をつくってもらい 普段話さないような事を深掘りして聞いてみました。

・服屋としてのスタート

・DIALOGUEとENSEMBLE

・実店舗にこだわって服屋をやる理由

いざまとめてみたら大ボリュームになったので、3部構成になっています。笑

セレクトショップで働くってどんな感じなのかと考えてる人にも面白いと思います。

お時間あれば是非ご覧下さい。

 

 

 

 

– プロフィール –


 

【 橋場 エイタロウ 】


IDEAL 代表


 

1979年 生まれ


2005年 長野県松本市にDIALOGUEをオープン


2011年 長野県松本市にENSEMBLEをオープン


2014年 独立し株式会社IDEALを設立


2016年 長野県松本市にレディース店 fliarをオープン


2018年 長野県長野市にGATHERINGをオープン


2019年 DIALOGUEとENSEMBLEを統合し移転オープン


 

 

 

【 平林 ノブオ 】


1993年 生まれ


2014年 学生バイトからスタート


2016AW-2018SS  / ENSEMBLE 店長 兼 バイヤー


2018AW- / GATHERING 店長 兼 バイヤー


2020年 5月からGATHERING / ENSEMBLE  両店勤務に


 

 



 

NOBUO : ハシバさんの洋服屋としてのスタートはいつからなんですか。

 

HASHIBA : 服屋で働き始めたのは山口県のスクエアワンが最初。

学生バイトからスタート。お客さんとして行ってたんだけど、ほぼ毎日通ってたんじゃないかなー。

 

N : ハシバさんがスクエアワン出身だって事を知らない人も多そうです。

なんか似てるなーって思った方いたら、勘が鋭いです。笑

 

H :  そうだね。でもその頃は服を仕事にするなんて考えてなくて。

 

N : 違う夢があったんですね。

 

H : そう。本当は建築の道を目指して山口大学に行ったんたけど、

それまで自分が考えてた建築と実際の建築ってちょっと違ったんだよね。

自分が自由に思い描いたものが、そのまま家になるって思ってたんだけど、

それをやるには構造を分かってないといけないとか、図面を引く人が必要とか、色々な役割があって出来上がるのが建築で、僕はそれを簡単に自分一人でできると勘違いしてて。

デザインをする人って本当に色々経験を積んできた数少ない選ばれし者なんだって分かった時に、「デザインできない他の事だったらやりたくない」って大学辞めようとして。

 

N : なるほど。

 

H : 建築以外に好きな事は服しかなくて、辞めて文化服装に行こうと考えてたんだけど、たまたまその話をスクエアワンの社長に話したら意外にも真剣に向き合ってくれてさ「お前 親の金で大学行ってんだから、ちゃんと卒業してから好きな事やれ」って言われて。

 

N : 凄い真っ当な意見ですね。笑

 

H : ほんとそうだよね。それで改めて反省して、大学出てから好きな事やろうって決めたんだよね。そしたら社長が 「だったらウチでアルバイトしたらいいじゃねーか」って言ってくれて。

 

N : なるほど。そこはどんなお店だったんですか。

 

H : 当時のスクエアワンはほぼ靴屋。店の7割がスニーカー。

 

N : ハシバさんが学生の時の服屋ってそういうコンセプトのお店が多かったんですか?

 

H : いやいや。全国でスクエアワンだけよ笑

一番初めは100%スニーカーショップで当時NIKEの人気が凄くてさ。

でもこれからはそれだけじゃダメだと判断されて、東京ブランドを次々仕入れて、半分スニーカー、半分服屋のそのスタイルになったんだよね。

 

N : へー。NIKEを地方の個店で扱える時代だったんですね。

 

H : そうだね、NIKE以外にもCONVERSEとか色々やってたよ。

僕が入ったタイミングでNIKEのプレストが発売されて、凄い話題になって。

初めてサイズの無い靴が出て、画期的な事がブレイクした時代。

どんどんお客さんも来るし、それを売ってるお店にいるっていうのも面白くてね。

でも同時に「俺ハイテク好きじゃ無いかも」とも思ってたんだよね笑

 

 



 

 

N : ハシバさん、スタンスミスとかクラークスのイメージがありますね。

 

H : そうそう。自分はクラシックな靴が好きだから。

それでふとコンバースのカタログを見た時に、ワンスターの本当プレーンなレザースニーカーがあって、「これだ!!」って思ったの。笑

超俺の好みで、バイトだったけど発注業務にも関わってたから、社長にやらしてくれって直談判したんだよね。

 

N : おーそこから橋場さんの伝説が始まったんですね。

 

H : いや 逆で初めてこっぴどく怒られた。笑

 

その時社長に言われたのは「好きだからってだけでやるのは趣味だ」って。

 

確かにコンバースは流通量も多くて、別にスクエアワンでやらなくても、どこでも買えるんだよね。それこそABC-MARTとか。

かたやNIKEのセレクトショップ限定っていうのは山口県でも数店舗しか取り扱いが無い。

スニーカーにも色々とランクがある中で、俺は超ポピュラーなやつをやろうとしてて。

その時に「どこでも買えるような物をウチでやってもしょうがないだろ」「いかに付加価値があって、買えない物をやるかがウチの商売」って教えてもらって。

そこが自分が商売を意識するキッカケになったね。

物だけじゃない側面も見ないといけないという考え方。

それを社長は自らの経験の中で法則として持っていて、それによって決して恵まれてるとは言えないマーケットで、きちんとした会社を経営されてきてるから説得力が凄いあって。

 

N : 人口が少なければ少ないほど不利ですもんね。

 

H : それを大学1年の時に経験してからはある種 吹っ切れた。

自分が好きな事はもちろんだけど、その上でお客さんが何を求めているかを考えるようになったね。

 

N : それが今のハシバさんの仕事のやり方、考え方の原点になったわけですね。

 

 

 



 

 

 

 

N : その珍しい形態のスクエアワン。残りの3割の服は当時どんな並びだったんですか。

 

H : その時はsupremeとSILAS。

あとはノブ君とか分からないと思うけど笑

トランスポートっていうのとかスワイプオンザクワイエット。

90年代の裏原宿を引っ張ってきた人達のちょっと下の世代が出てきたんだよね。

 

N : 案の定 知ってるのはサイラスまでです。笑

 

H : SOPH.とかもそうだね。

ジョニオさんとかNIGOさんとかがブランドを始めたのが92年くらい。

それがブワーっと社会的ブームになったのが95,96年。

それを見て第2波で来たのがSOPH.の清永さんを含めた少しアーバンな人達。

都会的でミニマムな機能服。SOPH.はその代表ブランドだね。

 

 

N : なるほど。

 

H : そしてその第2波の一番最後がvisvim

 

N : おー visvimもそのラインだったんですね。

 

H : そう。visvimも最初はかなりミニマムでクリーンな服だったから。

そういう路線の第2グループが盛り上がって来たのと、スクエアワンが洋服を始めたタイミングが合致して。その第2の原宿ブームが凄かったよ。

 

N : 簡単に言ってしまうとストリートのお店だったんですね。

自分の中のハシバさんのイメージがマルジェラとかなので、意外です。

 

H : そうだね。supremeとかサイラスも好きで着てたよ。

でも当時大学生の時はとことん突っ込んでみたくて。笑

人と違うものを着たいっていうのが根本的な欲求としてある中で、プライベートで買ってたのは、マルジェラ、マーク、ラフとか海外のモードデザイナーの方が多かった気がする。

でもストリートもモードも両方好きで自分の中では意識はしてない。

今もそうだけど、単純に自分にフィットするかどうかが大事だと思ってるから。

 

 

 



 

 

 

 

N : ハシバさんが働いていたスクエアワンも後々はモード服もやるようになったんですか?

 

H : いや、もう一つ 系列店のワンペアってお店があって、そっちでかな。

ギャルソンとかラングとか。

 

N : なるほど。

 

H : それでその後来た第3波がミスターハリウッド(現 Nハリウッド)、ナンバーナイン。

 

N : おー!! そこが第3波ですか!!

 

H : そうそう。2000年始めくらいかな。エディがまず出てきてDiorでかっさらって、全てをピタピタの服に変えてしまって。笑

その第3波はワンペアでやってて、それも人気が凄かったね。

 

N : 僕はリアルを体験してはいないので、当時の思い出みたいのはありますか?

 

H : これも言うことじゃないかもだけど笑

ミスターハリウッドが出て来た時に真っ先に「やりたい!!」 って手を挙げたんだよ。

 

N : ハシバさんが初めに!?

 

H : そうそう。ミスハリは最初は古着のリメイクで、その時社長に言われたのが「バカはお前は」笑

 

N : 笑  コツンとされたんですね。笑

 

H : コツンどころか大説教よ。笑

「そんな個体差のある物なんてどうする!!」

「良いのは良いけど、売れ残ったやつは売りづらい。新品のがええ」って。

 

N : 確かに。

 

H : そしたら半年後くらいのメンズノンノにドーンってミスハリ特集が載って。

 

N : メンズノンノに載るっていうのは そんなになんですか!?

 

H : 当時 影響力は1番だね。

 

N : 僕より下の世代は雑誌を見て買うってそんなにピンとこないかもしれません。

今、それがSNSになってしまってるのかもしれませんが。

雑誌がかなり力を持っていた時なんですね。

 

H : そうだね。SNSがないからね、もう凄かったよ。

それで社長がその半年後くらいに、ミスターハリウッドが人気だって聞いた時に

「あれ? これお前が言ってたやつか?」って。笑

その後オファーしてくれて、取引が始まったんだよ。

最初から人気が尋常じゃなかった。右から左。

 

N : すごいですね。

 

H : その時は気分が良かったよ。笑

しかし残念ながらsupremeとかのテイストとは違うって事で、スクエアワンでは無く、ワンペアでやってた。

でも自分の働いてるお店じゃなかったけど、不思議とそこにこだわりは無くて。

ミスハリ出来ないなら、この店辞めてやるとかでもないし。

supremeはsupremeでめちゃ格好良いわけよ。むしろマルジェラと合わせたら格好良いんじゃないか とか、自分の中でそういう楽しみがあったかもしれない。

どこかに極端に寄るって事はなかった。

 

N : なるほど。さっきの話にも繋がりますね。

 

H : ミスハリが運良くワンペアで取扱できて、ヒットしたけど別にそれが自分の実力って訳でもなく、たまたまだね。

 

N : いやいや

 

H : 自分なんかミーハーだから、何か新しい物とか面白い物とかに対しては直ぐに反応しちゃう。理屈とかじゃないかも。

supremeも今ではストリートウェアって言われてるけど、自分にとってはストリートを抜けた格好良さがあると思うな。

逆にあれをストリートウェアって捉えて真似してるブランドはダサい。

 

N : なるほど。

ビジネス的にと言いますか、今これが売れてるからそれっぽい物を作ろうっていうのですね。

 

H : そうそう。supremeってあの自由な精神が格好良いのに。

マルジェラにも言えるんだけど、自由な精神に惹かれるのであって、後からそれを評価する人がすぐカテゴライズするから、つまんなくなっちゃうんだよね。

 

 

 



 

 

 

 

N : ハシバさん、山口では何年間 働かれていたんですか?

 

H : 19~25歳までやってたね。

 

N : その25歳の時、山口から松本に来てDIALOGUEオープンという事ですよね。

キッカケは何かあったんですか?

 

H : それもSOPH.大分ができるって話があって、実はそこの店長をやる予定だったんだよね。

でもその話がなくなって、じゃあどうするかっていうので。

独立するとか全然そんなこと考えてなかったから、社長に「じゃあ出身の長野県でやるか」って後押しをしてもらったんだよね。

自分としては訳わからず。笑

今でもその頃の記憶が無い。笑

 

N : サラッと言われましたけど、大分って清永さん(SOPH.代表)の出身地じゃないですか。そこを任されるって、、、

 

H : すごい仕事だよね。もしそこでやってたら清永さんとは仲良くなれたかもしれないね。笑

 

 

N : 笑 自分にとっては現実離れしたすごい話です。

 

H : その頃はあらゆる事がバタバタしてた時だね。

 

➡︎ Part 2 / DIALOGUEとENSEMBLEの話に続く (後日更新)

 

 



 

 

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